おっさん2人の台湾散歩~1泊2日の語学留学の名目で~

僕が台湾に魅力を感じているのは超シンプルですよ。
一番近い外国だから。飛行機で1時間ちょっとのくせに異国の都会が見られるから。
都会のわりには文化や雰囲気が分からない部分が多くて、好奇心の開拓の伸びしろが大きいというのもある。
外せないのが航空料金の安さ。この気軽さがないと魅力を感じないかもしれないくらい。もうこれはメンタル面の問題だけど。通うって気持ちでいたいですしね。
http://www.flypeach.com/

今回の台湾行きはは個人的にテーマを設けた。それは「1泊2日の語学留学」
前回の台湾でコミュニケーションが取れなかったことに悔しさを覚え、台湾華語(台湾の標準語のような言語)を勉強しています。少ない文章でも良いので話してみること。

言葉が伝わらないというのが、結構なストレスだったのでそれでは勉強しましょうと!
あとは沖縄は観光立県で、そもそも台湾・中国からの観光客が多いので生きていく上でも便利でしょうと。今後確実に密になるだろう、沖縄×台湾の関係の中で、語学を習得してあわよくば仕事をしたい!

今回はおっさん2人の1泊2日旅。僕は今回で3回目の台湾だけど、友人は初めてなので、ベタなコースを周ることに。僕もベタなことをしそびれていたためそれに全力で乗っかる。

台北の都市部の路地裏にある商店街。駅前の都会的な風景とのコントラストが濃すぎる!ビジネスマンもここで昼食をささっと食べていく印象。日本円で200円くらいあれば食べられる、といった感じ。

観光地まで行けば、無茶苦茶に翻訳された日本語でアピールされるも、もはや何をアピールしているのか分からない印象。「牛をぼったくって」

千と千尋の神隠しの舞台になったとされる「九份(ジォウフェン)」に。これもベタコース過ぎて着いたら着いたで日本人だらけ!そりゃそうか、日本のアニメ映画だし。観光地だしと高をくくっていたつもりが、思いのほか景色や雰囲気がきれいだ!歩いているだけで目移りして楽しい。おっさん二人ではしゃぐ。

すると、友人ゆうとが、「このイモのおモチぜんざいみたいなやつ食べたい」とわざわざ雑誌で当たりを付けたスイーツ屋さんを探したいと言って来た。「似たようなものたくさんあるからそれじゃあダメなのか?」と私。「他の店はパチモンだから!」と“旅行”を楽しむのは上手いが、“旅”をするのは得意では無さそうな感じ丸出しの発言を出すゆうと。よっしゃ、それなら全力で探そう。急な階段を上がり下がり、元来た道を戻ったりしながら、20分~30分くらいは汗だくになっただろうか。

「閉まってたやっさ(笑)」

この冒険が響いて、2日目は終始股ズレを起こしていた件については損害賠償を求めたく思う。
結局彼の言う“パチモン”を食べましたが、この笑顔を見るとさっきのこだわりは何だったんだと詰問をせざるを得ません。

そうだ、九份のタクシーぼったくって来るから気を付けてね。メーター回さないで走って「250元」って言うから。「不是(ブーシー)」って連発して200元でまとめたけど、それでもやや高い感じですね。最初からメーター回して下さいって主張した方が良いね。

夜はもちろん、士林夜市。毎日が大規模な祭りが開催されているというイメージ。ベタだけど楽しいですよここは。露店だらけで、「収入を得て生きていきます!!」ってエネルギーに満ちてるし。勝手にこっちもやる気出る。
这是什麼?(=これは何ですか?「ズーシーシェンマ」)大活躍。身振り手振りで何となく意思疎通ができてきた手応え。しかしながら、疑問文を投げかける術を見に付けるも、そこで返ってくるアンサーが理解できない状況は何とも歯がゆい。

意外と台湾の人ってお酒飲まないみたいなんですよね。夜市では台湾ビールか紹興酒しか無いといった感じ。BARとか入ればもっと酒の種類もあるようなんだけど何か違うし。

一泊1700円のゲストハウスに泊まって(でも部屋・設備ともに綺麗で充実。大満足です。今度からここを定宿にします。スペースイン@西門。超おすすめ)

2日目の朝は、雙連朝市(シュアンリェンザオスー)へ。食事というよりかは、野菜とか農産物加工品、日用品が揃う商店街。商店街というよりは闇市の進化版というイメージでしょうか。
ここで一番インパクトのあった出来事は、台湾のホームレスの物乞いの方法。日本だと、何となく正座しながら傍らに器を置いて…っていう具合だと思うんですけど、台湾の人はここに非常に演出をかけてくる!
上半身裸で人が行き交う中で地面に突っ伏していて、よく見ると足首に鎖を巻いてその先に足かせのようにラジカセが繋がれている。そのラジカセから同情を誘うかのようにバラードが流れて来ているのだ!それで、ほふく前進しながら商店街を移動する、という感じ。そばには意味深に片方だけの松葉杖も転がしているし。こんなにプロデュース能力があるなら、逆にこの人はまだ窮地ではないと判断されてしまいそうですし、僕はそう思ってしまいました!

中正記念堂。台湾の人は国民党の蒋介石には様々な感情があるはずですが、この建物のデカさと敷地の広さを眺めるのには一見の価値有り。

この周辺は行政機関が集まっているので、日本でいうところの霞が関的なイメージ。

1泊2日の台湾旅行もあっという間に終了。基本歩きっ放しで股ズレ起こしていたし、終始満腹状態だし、おっさん二人の濃密な時間だったのでこのくらいがちょうど良かったと思う。

台北はさすがに台湾の行政区ということもあり、駅もこのスケール。

空港の保安所を通ると…

どう見ても沖縄の喜劇女王、仲田幸子さん激似の方が猪八戒をしていたのでご報告しておきます。

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