屋富祖大通りのてだこまつり前夜祭で、友人の出店を手伝って学園祭の再来気分。

浦添生まれ浦添育ちの私。
地元のまつりであるてだこまつりは、もちろん馴染みがあるのだが、その前夜祭である屋富祖大通りの歩行者天国にはこれまで行ったことがなかった。去年、私は再度浦添に拠を移した。それも字屋富祖に住んでいる。出身の中学校区なのだが、「屋富祖に住んでいます」というのが照れる感じも当初少しはあった。

そもそも屋富祖大通りという場所をみなさんご存知だろうか。
1960年代から70年代あたりにかけては、ここは那覇の国際通りと双璧を成すくらいの一大ストリートだったのだ。それが今はどうでしょう。脇の小道は、小便横丁というネーミングのものもあり、平均年齢が沖縄県内一低い浦添市のはずなのだが、スナックの年齢層が高い。まあ、昔ながらのレトロ感、かっこつけていない感があって、それがストロングポイントと言えばストロングポイントなのだが。

その屋富祖通りに、大学の友人がラーメン酒場を開店したので、歩行者天国の出店を手伝うことになった。ハイボールを飲んで、からあげを食べながら。夕方6時の時点でこの光景。

屋富祖ってこんなに人がいたのかい!
それもそのはず、屋富祖大通りの主要産業は、カラオケスナックと山羊料理屋さんだから、児童生徒が来るのはこの日くらい。ラムネが爆発的に売れた。

通りの両脇を埋めるように出店が並ぶ。これ、浦添運動公園でのてだこまつり本番より楽しいかもしれない!

ステージではカラオケ大会。松本市長が「栄冠は君に輝く」を熱唱している様子。

地元というだけあって、久しぶりの友人と出会えたのが嬉しかった!その出会った友人というのが、大体親となって私の前に登場してくる。私は、人生を、感じてしまっている!!

出店の主である友人が、何を間違えたのか、からあげを作りすぎる、というミスを犯してしまいまして、学生・子どもを見かけるたびに、一方的にからあげをプレゼントする遊びが始まったのが午後8時。
少し酒も入って「地域の子ども達は宝だ!!」という気持ちになってしまっていたので、お腹を満たしてあげる地域貢献は出来たんじゃないかなぁ~と勝手に感慨深くなるも、当然ながらお店は赤字でしたし、野蛮な価格破壊をしてしまってすいませんでした。

素晴らしいですよ。錆びれている屋富祖が好きだったけど、賑わいを見せている屋富祖はもっと好きだ。
この通りは、実はポテンシャルを秘めているとずっと感じていて、特にセンベロ酒場と非常に相性が良いように思っています。国道58号線から入ってすぐなので、アクセスも決して悪くはないんですよね。ただ、歩道は狭いし駐車場もないので、いかに徒歩圏内の地元の人間が足を運ぶようになるか、そういう密着の街づくりをしたら大化けするのではないだろうか。もう来年のこの日が楽しみ楽しみ…

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